「誰がやるべきか」から「どうすれば心地よく暮らせるか」へ
料理や掃除といった名前のある家事のほかにも、見えにくい「名もなき家事」は無数に存在します。
愛媛県の担当者によると、冊子を読んだ男性から「名もなき家事を認識していなかった」という声も実際に寄せられたといいます。
では、なぜ行政がこうした冊子を作ったのでしょうか。
県の担当者は、共働き世帯が増えている現状があるものの、家庭内のこれまでの役割は変わらず、家事や育児の負担が女性に偏ったままになっていると説明します。
目指すのは、どちらかを責めるのではなく、「誰がやるべきか」という考えから「どうすれば家族で心地よく暮らせるか」という対話への転換です。
「1人で背負わず、2人で支える」ために、まずは「神ワード」を意識した会話から始めてみてはいかがでしょうか。
※冊子は、愛媛県がイベントや市町などへ配布しているほか、県のホームページでも公開されています。一部抜粋を画像でも掲載していますので、是非ご覧ください。