国内最大規模の「書の祭典」、毎日書道展の四国展が20日から愛媛県松山市の県美術館で始まりました。

今年で76回を迎えた毎日書道展は、20日から四国展が始まりました。

今年は7つの部門に全国からおよそ2万5000点の応募があり、このうち四国展には四国4県の入賞作品を中心に600点あまりが展示されています。最高位にあたる会員賞に県内から2人が選ばれ、このうち伊藤理恵さんの「風氣」は線の濃淡やかすれなどで心地の良い風を表現しています。

同じく会員賞の八木玉汀さんの作品は春の自然の美しさを表現した漢詩で、行間の美しさや文字の流れとリズムに練度の高さが伺える作品です。

今回から一部の作品にQRコードが添えられていて、スマートフォンなどで読み取ると解説や作者の意図を見ることができます。

毎日書道展は今月24日まで松山市の県美術館南館で開かれています。