愛媛県今治市に住む70代の男性が、SNSで知り合った日本人女性を名乗る人物からうその株取引を持ちかけられ、600万円を騙し取られました。警察は、恋愛感情につけこんだSNS型ロマンス詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、先月上旬、今治市に住む70代の男性が、インターネットで動画を視聴中、株に関する広告をクリックし、「株の先生」と称するサイトを閲覧しました。
そして、そのサイトの“サポート役"で日本人女性を名乗る人物とSNSでやり取りするようになり、男性は「好き」などといった内容のメッセージを受け、相手に好意を抱くようになったということです。
その後、“女性"から「絶対に儲かる」などと投資を勧められ、紹介された“証券会社"から指定された口座に100万円振り込みました。
そして、指定された“投資アプリ"をダウンロードし、確認したところ、利益が出ているように表示されたため、男性はこれを信用。
“女性"からさらなる投資を促され、男性は、今月9日までの間にあわせて600万円を騙し取られたということです。
今月23日、男性から「投資のための金を貸してほしい」と依頼された家族が警察に相談して被害が発覚しました。
警察は、恋愛感情につけこんだSNS型ロマンス詐欺事件として捜査を進めるとともに、・恋愛感情などを抱かせるために、メッセージを送ってくるものの、・会ったこともないのに、交際・結婚の話や、投資話などをされた際は詐欺を疑い相談するよう呼びかけています。








