建て替えが進められている伊予銀行の本社ビルのうち南館が完成し、18日、神事が営まれました。
午前10時からの神事には、伊予銀行のほか施工業者などおよそ30人が出席し、三好賢治頭取らが玉串を捧げ、運営の無事を祈りました。
伊予銀行によりますと、本店南側およそ2100平方メートルの敷地に完成した南館は、地上11階建で延べ床面積が1万4000平方メートル、伊予銀行のほか持ち株会社のいよぎんホールディングスなど4社が入居します。
行員がぶら下がりながら会話
部下 「新しいアイデアが出そうですね」
上司 「報告書は進んでる?」
部下 「ぼちぼちですね」
中には、オープンフロアに体を動かしながら相談するスペースや、サウナルームのような会議室を備えるなど、先進的な働き方の実現を図ります。
伊予銀行 三好賢治 頭取
「こういった環境のもと色んなアイデアを出して仕事をしてもらえれば、イノベーションも起こるだろうし、地域に対して新しい価値を提供できるのでは。松山の市街地の再開発が少し遅れ気味なところ、我々が先鞭をつける」
南館は今月28日から段階的に稼働が始まり、連休明けには窓口業務もスタートします。
一方、現在の本店は6月中旬から解体が始まり、2029年に地上12階、地下1階の本館が完成、そちらには銀行の本部や関連会社が入る予定です。