愛媛県伊予市、伊予郡を管轄する伊予消防等事務組合は、21日、同じ1人の消防署員にセクハラやパワハラを行っていた3人の署員を、懲戒処分にしたと発表しました。
組合によりますと、減給10分の1、1か月の処分を受けたのは、いずれも松前消防署に勤務する30代の消防副士長2人、戒告処分を受けたのが、伊予消防署に勤務する30代の消防士長です。
1人目の消防副士長は、おととしの非番日、同僚署員に対しセクハラの言動を繰り返し、2人目の消防副士長は、おととし3月頃からおよそ1年間にわたり、勤務中や非番日にセクハラ発言を繰り返していたということです。
そして、消防士長は去年4月頃、署員の体調不良が分かっていたにも関わらず、訓練の参加を強要したパワハラを行ったということです。
被害者は同一人物で、去年6月頃、ハラスメント調査窓口に相談したことで事態が発覚したということです。
組合は「再発防止に努めるとともに、綱紀粛正の徹底を図り、信頼回復に全力で取り組む」とコメントしています。