「おしん」や「渡る世間は鬼ばかり」などの名作ドラマを手掛けた、脚本家の橋田壽賀子さんの生誕100年を記念した催しが愛媛県今治市で始まり、俳優のえなりかずきさんらが撮影のエピソードなどを披露しました。
2021年に95歳で亡くなった橋田壽賀子さんは、今治市内にある来迎寺の墓で両親とともに眠っています。
20日は、俳優のえなりかずきさんが橋田さんの墓前に線香を手向け、生前の橋田さんを偲びました。
この後、えなりさんは、橋田さんの生誕から今年5月で100年を迎えるのを記念したトークショーの会場を訪れ、リモートで参加したテレビプロデューサーの石井ふく子さんとともに、ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」の撮影のエピソードなどを披露しました。
えなりかずきさん
「うわさで聞こえてくるのは、橋田先生はTBSのどんなに偉い人が来ても誰にも原稿を渡さない。石井ふく子先生が直接家まで訪ねないと原稿を渡さない、というのが有名で。今回お墓に伺って、今治のご両親の愛した土地に最終的には自分も入りたいという今治への思いがあって、それも含めて今回今治に伺えて良かったなと思いました」
会場のイオンモール今治新都市では、生誕100年を記念した特別展も始まり、橋田さんが愛用した文房具や、手書きの台本などが展示されています。
この特別展は、4月13日まで開かれています。