愛媛県と気象台は、共同で発表している土砂災害警戒情報について愛南町と宇和島市に地震の影響を考慮し、設けていた暫定基準を廃止し19日から通常の基準に戻しました。

去年4月に発生した豊後水道を震源とする地震では、愛南町で震度6弱、宇和島市では、震度5強を観測しました。

県と気象台ではこの地震により地盤が緩んだ可能性を考慮し、土砂災害警戒情報を発表する基準を愛南町では通常の7割、宇和島市では通常の8割に引き下げた暫定基準で運用してきました。

しかしその後土砂災害もなく、雨の状況などを考慮して検討した結果、19日から通常の基準に戻すことになりました。

また同様に、気象台が発表している愛南町と宇和島市の大雨警報と注意報に関しても7割から8割に引き下げて運用していた暫定基準を廃止し、19日から通常の基準に戻しています。