松山空港の国際線のうち、運休が続く上海便の再開を働きかけるため、中村時広知事が12日、中国東方航空を訪問しました。県によりますと「今年夏頃の再開に向けて努力したい」という前向きな反応があったということです。
中村知事は松山-上海便の再開を働きかけるため、12日、上海市内の中国東方航空本社を訪れました。
県によりますと、中村知事が愛媛の観光コンテンツや松山空港の国際線の運航状況などを紹介し「インバウンドとアウトバウンド双方の利用者が増えるよう取り組む」と説明したのに対し、万慶朝副社長から「夏頃に再開できるよう、全力で努力したい」という発言があったということです。
2004年7月に就航した松山-上海便は、新型コロナウイルスの影響で2020年2月から運休していて、県などが再開を熱望してきました。
中国東方航空への訪問を終え、中村知事は次のように話しました。
中村知事
「できることには限りがあるけど、その中で何ができるかをお互い話し合いながら、実現に向けて着地点を見出していけたら再開の可能性は十分にあるのではないかと思っています」
松山空港の国際定期路線は、上海便が再開すると、ソウル、プサン、台北と合わせ4路線になります。