居眠り運転で事故を起こし相手にケガをさせたとして、過失運転傷害の罪に問われている愛媛県の久万高原町議会の玉井春鬼議長(85)に対し、松山地裁は19日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、久万高原町議会の議長を務める玉井春鬼被告(85)です。
判決などによりますと、玉井被告は去年6月、久万高原町内の国道33号で居眠り運転をして対向車と衝突し、相手方の運転手と同乗者にそれぞれ全治10日と8週間のケガをさせたとして、過失運転傷害の罪に問われていました。
松山地裁で開かれた19日の判決公判で、高場理恵裁判官は「眠気を感じていたにも関わらず事故を起こすことはないだろうと過信し、運転を続けた経緯は安易で軽率」などと指摘しました。
その上で「罪を認め反省している」などとして、禁錮1年4か月の求刑に対し、禁錮1年4か月・執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。