1日から、愛媛県松山市の高浜港と中島方面を結ぶ高速便が大幅に減便されます。31日で一時運休となる始発便の利用者からは、不安の声が聞かれました。
高浜港と中島方面を結ぶ中島汽船の高速船は、船員の相次ぐ退職に伴う深刻な人手不足を理由として、1日から15便のうち8便が運休されます。
高浜港を午前7時23分に出港する始発便も31日が最後。乗客には1日以降、こちらから出るフェリーに切り替える人もいますが、始発は15分ほど早い一方、到着が30分近く遅く、心配の声も聞かれました。
(高速船の利用者)
「フェリーになってしまうのでどうしても出勤時間が遅くなるので、勤務とかの準備とかその辺がちょっとバタバタするかなというのがあります」
「今でもいっぱいだっていうので、当然イスには座れんような状態で1時間通勤しないといけないので、ちょっとしんどいなとは。まだこれからなんですけど」
「ちょっと何かの都合で早く帰らないとかいけないときも、中々その辺の自由が効かんなるので、そういったとこも大変です」
中島汽船はなるべく早い事態の収拾へ、船員の新たな募集と処遇改善などを進める方針ですが、現時点で再開の見通しは立っておらず、当面利用者への影響は続きそうです。