昨シーズンの高校ラグビー界は神奈川・桐蔭学園の花園2連覇で幕を降ろしましたが、新たなシーズンはもう始まっています。愛媛県の新人大会では、松山聖陵と新田が決勝で激突しました。
花園予選6連覇中の松山聖陵と、古豪復活に燃える新田。
ともに1、2年生の新チームの戦いぶりが注目されたこの一戦、先手は松山聖陵が開始4分、敵陣深い位置での連続アタックで先制トライ。ゴールも決まり7点を先制します。
対する新田も4分後、ラインアウトからモールを押し込み左中間にトライ。一歩も譲りません。
しかし前半16分、今度は松山聖陵がドライビングモールでお返しの1本を決めると、さらに前半25分にも再びモールを押し込み連続トライで17対5。
松山聖陵リードで折り返します。
勢いに乗る松山聖陵は、後半2分にもスクラムハーフ竹友を起点にFW陣が仕掛けると、最後は13番、1年生松本がトライ。攻撃の手を緩めません。
新田も後半、去年からレギュラーだった10人を軸に、持ち前のスピーディな攻撃を仕掛けますが、接点での攻防では松山聖陵を上回れずチャンスを活かしきれません。
結局、6トライを積み上げた松山聖陵が新人大会6連覇を達成。
春の全国選抜大会をかけ、来月の四国大会に挑みます。
松山聖陵 渡辺悠太監督
「全国大会では中盤の規律の部分、中盤の我慢比べの部分、中盤のセットプレーの部分で負けているので、そこさえクリアすれば今年は勝負できるのではないかなというところで、きょうは非常にいいディフェンスの規律だったと思うので、そこは素直にほめてあげたいなと思います」