今年7月、松山城の城山で起きた土砂災害の原因究明などを進める委員会の会合が23日開かれ、前日からの大雨によって斜面が不安定になっていたという解析結果が示されました。
7月12日に松山城の城山の斜面で発生した土砂災害では、大量の土砂が住宅地に流れ込み3人が死亡しました。
23日開かれた委員会の会合では、災害が起きた当日は土壌に含まれる水分量が過去1年で最大になっていて前日からの大雨によって斜面が不安定になっていた可能性があるという解析結果が示されました。
また、愛媛県松山市の担当者は、市が山頂付近に整備した緊急車両用道路については、道路が土砂崩れに直接影響した可能性は低いとあらためて説明しました。
松山市の担当者
「擁壁が傾倒していた場合の原因は斜面変形の進行、もしくは重機掘削による影響の双方が考えられる」
また、再発防止策についても議論が行われ専門家からは、住民への周知をしっかり行ってほしいという声があがりました。
次回の会合では、発生メカニズムと再発防止策を取りまとめる予定です。