7日、愛媛県のとべ動物園で25歳を迎えたしろくま「ピース」の誕生日会が開かれました。県内外から多くのファンが訪れ、ピースを祝福しました。
とべ動物園で開かれた誕生日会には、県内外からおよそ500人のファンが駆け付けました。
駆け付けたファンたち
「感慨深いというか、長生きしてほしいもっと」
「ただの白くまっていう感じじゃなくて親しみのある白くまという感じ」
「ピースおめでとう。白くて毛がもふもふしているところが好き」
中には手作りのグッズを手にしたファンも…
「おめでとうっていう気持ちを伝えたいなと思って。見ている私も幸せになれました」
誕生日会ではまず、ピースの育ての親、高市敦広飼育員がこれまでの歩みを振り返りました。
ピース育ての親 高市敦広 飼育員
「ピースとの25年間、本当に山あり谷ありで、実際にこの25歳の誕生日を無事に迎えられるのだろうかと心配したことも今年になってもありました。これからの道のりもピースの歩調に合わせて一緒に歩んでいきたいと思います」
そして、大好きなリンゴやブドウ、サーモンなどが飾りつけられた特製の氷のケーキがプレゼントされると、ピースはさっそくおいしそうにほおばっていました。
ピースは1999年12月2日に誕生し、ホッキョクグマとして国内で初めて人工哺育に成功しました。
3歳の時にけいれんなどを引き起こす脳の病気、てんかんを発症しましたが、最近は落ち着いているということです。
寿命が25歳から30歳と言われるホッキョクグマ。
高齢期に入ったピースについて高市さんは・・・
高市飼育員
「おめでとうっていうことと、一緒に歩んでくれてありがとう。これからもいっしょに歩もうって気持ちです」
また、この日は松山大学の学生たちが開発したピースなどをモチーフにしたグッズも販売され、皆で誕生日を祝いました。