松山城の城山で発生した土砂災害から3週間。
水を貯める設備が壊れ、断水が続いていたマンションの水道がようやく復旧しました。
先月12日に松山城の城山で発生した土砂災害では、倒壊した住宅の一家3人が死亡したほか、近くのマンションでは土砂や倒木が流れ込み水をためる設備が壊れたため、断水が続いていました。
災害の発生から3週間が経った2日、松山市公営企業局の職員らが新しく設置された受水槽までの配管に問題がないかや水が届いているかなどを点検しました。
この後、マンションの部屋ごとにバルブが開かれ、水に錆やつまりが無いことが確認されると、水道が使用できるようになりました。
住民
「気持ちがいい。水のありがたさがよく分かるね」
「指折り数えたら、(水が)いつ出るんだろうかいつ出るんだろうかと思って。ポリタンクを運ぶのに4キロから5キロくらい体重が痩せた。こんなに大変だとは思わなかった」
マンションの住民は、3週間にわたり給水車からポリタンクに水をくんで自宅に運ぶ生活を強いられてきました。
住民
「顔を洗いたい。シャワーを。冷たい水を浴びたいね。これでゆっくり夜も寝られそうな気がする」
このマンションは、立体駐車場も被災し、車が動かせなくなっていて、3日は車を運び出す作業が行われるということです。