魚の産卵場所やすみかになる海藻、アマモを増やそうと、愛媛県今治市の小学生が9日、アマモから種を採取し、植え付けの準備を行いました。
アマモを増やそうと取り組んでいるのは、今治市立桜井小学校の4年生の児童たちです。
子どもたちは、アマモの保全活動を行っているNPO法人から魚の産卵場所やすみかになるアマモが少なくなり、漁獲量が減少につながっていることなどを学びました。
(NPO森からつづく道・小澤潤理事長)
「アマモの役割は、魚の産卵の場所。魚や小さな生き物の隠れ家」
この後、子どもたちは、地元の桜井海岸に流れ着いたアマモからピンセットを使って2ミリほどの種を採取していきました。
また別の教室では、海に種をまいた後、潮で流されないように、種を植え付けるネットを作りました。
(児童)
「200個とりました」
「魚たちに環境にやさしい生活をおくってほしい」
(県漁協桜井支所・長井貴之さん)
「子供たちには、海岸をきれいに海草を守ってほしい」
種を植え付けたネットは、11月に桜井海岸に投入されます。