伊予鉄道と伊予鉄バスは31日、運賃の改定を四国運輸局に申請したと発表しました。改定は今年10月からの予定で、電車、バス共に初乗り運賃が30円引き上げられます。
伊予鉄道と伊予鉄バスによりますと、今年10月から予定している運賃値上げによって、初乗りは、電車が200円から230円に、路線バスは220円から250円となります。
伊予鉄バスはおととし8月と去年10月に続いて3年連続、伊予鉄道は2021年12月と去年10月に続く運賃の値上げとなります。
値上げの理由について、伊予鉄道と伊予鉄バスは「物価高や人材確保・処遇改善にかかる経費などの増加に対応し、持続可能な公共交通と輸送の安全を確保するため」と説明しています。
一方、今回の改定に合わせ、交通系ICカードなどキャッシュレス決済で運賃を支払った場合は20円割引にするということで、両社は「これを機会にキャッシュレス化を推進したい」と話しています。