愛好家が丹精込めて育てたバラが並ぶ恒例の「萬翠荘バラ展」が9日から始まり、訪れた人を楽しませています。

9日から始まった萬翠荘バラ展。会場には展示用と販売用合わせておよそ300種類、3000点が華やかに咲き誇り、上品な香りを漂わせています。

注目は展示作品の中で最高の評価となる、農林水産大臣賞に選ばれた夏井敬子さんの「熱情」です。

その名の通り深紅のバラで、花の形やボリューム、葉の大きさなど全体のバランスの良さが高く評価されました。

主催者によりますと、今年は春先の気温が低く開花が遅れたそうですが、良い出来栄えだということです。

訪れた人は、一つ一つの作品を鑑賞しながら写真を撮るなどして楽しんでいました。

(訪れた人)
「去年も子どもがお腹にいる時に来たが、生まれてから一緒に来られて良かった」
「とってもきれいで癒される」

(訪れた人)
「いつも終わりの日にしか来られないので、9日は初日のきれいなところを見たいと思って来た」
―――お気に入りのものとか見つけましたか?
「周りが色が違う。咲いたらまた違う楽しみがあるバラがいい」

「萬翠荘バラ展」は今月12日まで開かれています。