岩手県競馬組合は構成団体から受けた330億円の融資に対し、昨年度決算が黒字を見込むことから、およそ1億2700万円を返済する見通しです。
県競馬組合によりますと昨年度の決算はインターネット販売が好調を維持し、3億5300万円の黒字が見込まれています。
岩手競馬は単年度で1億円以上の利益が出た場合、1億円の内部留保を除いた額の半分を返済に充てるルールがあります。このため昨年度分の返済額はおよそ1億2700万円となる見通しです。
県競馬組合は2006年度に構成団体の県、奥州市、そして盛岡市から合わせて330億円の融資を受けました。返済は11月の決算認定を経て正式に決まれば3期連続4度目ですが、およそ325億円が残り、事業の安定した運営が求められます。