食品の自動販売機を集めた無人の施設が、盛岡市の中心部に28日オープンしました。その名も「オルカッタ」販売するのは総菜やスイーツなど様々で出店事業者が商品のPRを目指します。
盛岡駅近くのマンション1階部分に28日、オープンしたのが「オルカッタ・ご当地自販機ステーション」です。スウェーデン語で元気になるという意味の「オルカ」、食べるの「アタ」、発見するの「ヒッタ」を組み合わせた造語で、建設・不動産事業のタカヤと自動販売機の設置・メンテナンスを行うみちのくカスタマーサービスなどが共同で企画しました。
(みちのくカスタマーサービス盛岡営業所 伊藤佳数さん)
「(盛岡市)長田町が買い物する場所がないということから話がスタートし、にぎわいがある場所にしたいという思いから施設を立ち上げました」
施設には、県内8事業者の9台の自販機が設置されていて、販売するものも総菜やジェラート、スイーツなど様々です。
(甲斐谷望アナウンサー)
「なかには田野畑から出店の事業者もあります。盛岡での販売機会を増やす目的で出店している事業者もいるということです」
事業者は販売機会を増やすことや商品の知名度を上げることを目指しています。また人の移動が増えているこの時期に開業するのにも理由があります。
(みちのくカスタマーサービス盛岡営業所 伊藤佳数さん)
「人の出入りも多くなってきているのですが、店側の課題としては人手不足。その中で24時間365日販売できる自販機は手軽に出店できるというメリットがあり、今回の出店に至っています」
自販機ステーションはさらに自販機の数を増やしたい考えで、今後、県内の別の場所での展開も検討しています。