仕事が終わった成瀨さん、どこへ行くのでしょうか?

(記者)
「これからどちらへ?」
(成瀨賢紘さん)
「これから閉伊川へ写真を撮りに行こうと思います」

仕事明けには写真を撮りに出かけます。それも三陸鉄道の写真しか撮らないというこだわりがあります。
成瀨さんの腕前は会社のポスターやパンフレットに採用されるほどです。

(成瀨賢紘さん)
「やっぱり三鉄と言ったら青い海が入るところがおすすめですけど、春だったら桜ですし、そして夏の青い海。秋になれば、大船渡市内の駅では名物の柿のれんも出たり、冬になれば雪が降って、本当に季節ごとに撮るところ撮るところ変えつつ、三鉄の写真を撮っています」

(車内アナウンス)
「ご乗車ありがとうございます。こちらの釡石駅を14時12分に発車いたします大槌・陸中山田方面、宮古行きです」

運転士として入社した成瀨さんですが、指令員になった今も列車を運転することがあります。

(車内アナウンス)
「間もなく大槌、大槌です。お忘れ物のないようご注意ください」
(乗車券を受けとる)
「ありがとうございました」
(成瀨賢紘さん)
「震災で大きな被害を受けた三陸鉄道が、本当に地域の皆様そして全国の皆様からのご支援をいただいて運転再開することが、復旧することができたのでそれを今後も引き継いでいきたいなって思います」

東日本大震災から間もなく15年。
三陸鉄道を愛する少年は三鉄を支える大人に成長。そして、その眼差しは復興のその先を見つめています。