洋野町に伝わる潜水技術「南部もぐり」の潜水士「南部ダイバー」に憧れ、北海道から種市高校に進学し、2026年の春に卒業を迎える高校生に密着しました。
故郷を離れ潜水士を目指す理由とは?

普通科の他に「南部もぐり」と呼ばれる潜水技術を学べる海洋開発科があることでもその名を知られる洋野町の県立種市高校。

南部もぐりの潜水士、「南部ダイバー」を目指して、学校には全国から生徒が集まります。
その一人、海洋開発科3年の佐藤瑳武さんは、北海道根室市の出身です。

(種市高校海洋開発科3年 佐藤瑳武さん)
「小さいころから憧れてやってみたいなと思って」

この日行われていたのは、「ヘルメット式潜水」と呼ばれる南部もぐりの中で最も一般的な潜水様式の実習です。
装備は鉄製の潜水靴など全身でおよそ65キロもあります。

佐藤さんたち南部ダイバーを志す生徒たちは、水中での溶接などの訓練を繰り返しながら、在学中にさまざまな資格の取得を目指します。

生徒たちの指導に当たるのが教諭の大向光さんです。

(種市高校 大向光教諭)
「日本中から目標をもった生徒が集まってきてくれて、日本中に戻ってくれれば、それが一番海洋立国日本を支える上でいいこと」







