
一方、男子の代表は2年連続5回目のウインターカップ出場の黒沢尻工業です。
チームをまとめるシューティングガードでキャプテンの梅木翼選手は、県予選を次のように振り返ります。(梅木翼キャプテン)
「黒沢尻工業らしい、はやい展開からのディフェンスができたので優勝できた」

盛岡工業との決勝では終始相手を圧倒し、優勝しました。

チームの中心となるのが、U16の日本代表チームの強化合宿メンバーにも選出されたポイントガードの佐藤翔真選手です。

身長はチームの中で最も高い188センチ。
長身に加えてスピードも佐藤選手の大きな武器です。

素早いドリブルで相手を抜き去る「ドライブ」を得意としています。

(佐藤翔真選手)
「県内だと留学生がいなくて、ドライブできる機会がたくさんある。全国だと留学生がいて攻めにくくなってくるので、フィニッシュの力をしっかりつけたい」
そしてチームには中心選手がもう1人。

佐藤選手と同じポイントガードの伊藤絢大選手です。

(伊藤絢大選手)
「自分の持ち味はドライブなんですけど、そのほかにも外のシュートも武器にするように、外角からのシュートを練習している」

黒沢尻工業は、伊藤選手と佐藤選手の2人のポイントガードが攻撃を組み立てる「ツーガード」の戦法を採用しています。
(伊藤絢大選手)
「佐藤選手が攻めて自分がパスをもらって攻めたり、反対に自分が攻めるときに引き継いで佐藤選手にパスを出し、2人で連携して攻めていくのは強み」
全国大会でも2人のコンビネーションで得点を重ねます。

黒沢尻工業の初戦も大会初日の12月23日。
相手は2年連続12回目のウインターカップ出場となる島根県代表の松江東です。

高校バスケの頂点を決めるウインターカップ。
岩手の男女の代表が旋風を巻き起こすことができるか注目です。







