2025年の岩手県全体のサンマの水揚げ量は10月までで5762トンと、2021年以降で最も多くなりました。

これは全国さんま棒受網漁業協同組合=「全さんま」が4日に発表したものです。
県内のサンマの水揚げ量は10月末時点で5762トンと、去年の同じ時期の4463トンのおよそ1.3倍にあたり、記録的な不漁が始まった2021年以降最も多くなりました。

港別では大船渡が4450トンで2024去年の同じ時期のおよそ1.2倍、釜石が1294トンで1.7倍となった一方、宮古は18トンと3分の1程度にとどまっています。

好調に推移している今シーズンのサンマ漁ですが、漁業関係者によりますと、漁獲量は少なくなってきているということで予断を許さない状況です。