クルーズ船の乗客が、岩手県宮古市から盛岡市まで足を伸ばして体験したのはお座敷文化。
盛岡芸妓の後継者育成が課題となる中、クルーズ船と連動した取り組みから文化の継承のヒントを探ります。

10月29日、盛岡市の繁華街を訪れた観光客の一行、市内の観光地を見学した後昼食のため老舗料亭を訪れました。
参加者が料亭の食事を楽しんでいると、現れたのは着物姿の3人の女性。

盛岡芸妓です。
観光客の一行は、この日宮古港に寄港したクルーズ船「にっぽん丸」の乗客11人で、お座敷体験は船の停泊中のオプショナルツアーの一部です。
明治時代には100人近い芸妓が活躍していた盛岡芸妓は、東北の中でも芸のレベルが高いと評判ですが、現在活動しているのは3人のみ。

後継者の育成が上手く進んでいません。
踊りや長唄を披露する宴席の場、「お座敷」の機会も減少しているといいます。







