岩手県奥州市前沢に、思わず「エモい!」と叫びたくなるバスの待合室があるという噂を聞き、早速向かってみました。

こちらは奥州市前沢塔ヶ崎。
決して街はずれではない、旧前沢町の中心市街地周辺です。
そんな場所に・・・おや?

少し懐かしいデザインのバス停と、古くて傷んでいる待合室らしき建物が。
しかし、近づいてみると・・・。

建物の上のほうは、昭和初期に流行した「看板建築」に似たデザインです。
(東京の下町の商店などで、銅板を張り付けたこのような建物の商店をご覧になった方もおられるのではないでしょうか?)

中をのぞくと、「昭和30年4月設置」の文字。
地域に住んでいた3人の方が建てたようです。
建てた当初はかなりモダンな造りだったように思われます。

昭和62年に修理されたとのこと。
赤い文字から塗料が垂れているのが、少し怖いです。

天井も傷んでいる部分が目立ちます。
でもそれがレトロ感を感じさせてくれます。
