空手がベースの武道「空道」をご存じでしょうか?
この空道の年代別の世界大会で準優勝した高校生が盛岡市にいます。
日々成長を続ける若き武道家の強さの秘密に迫りました。

ここは50人ほどが空道を学ぶ大道塾盛岡支部の道場です。
この日も多くの塾生たちが稽古で汗を流していました。

稽古の様子を見てみると空手をしているように見えますが…
空道とはどのような武道なのでしょうか?

(大道塾盛岡支部 狐崎一彦支部長)
「空手と柔道をマッチングしたような競技で、いわゆるつき蹴りの他に、投げ技締め技寝技まで認めた競技」

空道は1981年に仙台市で誕生した空手から派生した武道で、柔道などと比べると歴史こそまだ浅いものの、現在の競技人口は国内でおよそ1万人、世界でおよそ10万人といわれています。

空手との最大の違いは投げや締め技、関節技が認められている点です。
3分の試合時間の中で技を決めて相手より先に合わせて8ポイントを取るか、相手をノックダウンさせれば勝利となります。

鋭い突きや蹴りでサンドバックを打つのが、盛岡中央高校1年の飛澤周希選手16歳。大道塾盛岡支部のホープです。

(飛澤周希選手)
「今年からアンダー19という新しい階級にも入る(今月)の東北大会にむけてがんばっている」