奥州市のコメの返礼品の取り扱い事業者の一つ、JA岩手ふるさとの事業所です。

(JA岩手ふるさと 米工房 及川知裕所長)
(たくさんお米あるなと思ったんですけどこれでも少ないんですね?)「そうですね。少ない方です」

この日はすでに、8月分の発送をほぼ終えていて施設内は落ち着いていましたが、2024年のピーク時には1日におよそ1000袋のコメを発送したと言います。
丁寧で迅速な発送作業も、評価が高かったポイントです。

(JA岩手ふるさと 米工房 及川知裕所長)
(一日中ここでは常に、梱包作業をしている状態?)
「ピーク時はそうでした」
(また新米が出てくればまた)
「また忙しくなる。うれしい悲鳴というか」

この日市役所では、いよいよ始まった2025年の新米の予約についてや、今後に向けての打ち合わせが行われました。
2025年の新米も人気が高いことが予想されますが、及川さんは「他の返礼品も知ってほしい」と力を込めます。

(JA岩手ふるさと 米工房 及川知裕所長)
「(奥州市の返礼品は)お米だけじゃなくていろいろありますので。やっぱり前沢牛、高級感もあるしぜひふるさと納税で使ってもらえればと思う」
自治体にとってふるさと納税のメリットは、直接的には税収アップや地元産業の活性化などがあげられます。
奥州市では市を全国にPRするツールとして今後も力を入れることにしています。

(奥州市ふるさと交流課 及川智絵 課長補佐)
「奥州市を知ってもらわないと、(寄付者に)選ばれないというものなので、奥州市のいいところをたくさん知ってもらうという位置づけで、お米をきっかけに田んぼを見たいとか、ほかの観光地にも行ってみたいということで訪れてもらえるような、シティプロモーションのツールの一つとしてふるさと納税を活用したいと思っている」