選挙戦で吉田氏が強調するのは、あらゆる増税への反対。
さらに、偏向報道と戦い国民の知る権利を守ることや、外国人労働者の受け入れ拡大への反対なども掲げています。

後援会はなく、自ら拡声器を持って遊説するスタイルで、組織力のある他の陣営と比べると、孤軍奮闘のように見えますが…

(吉田博信氏と支援男性)
「第1号、記念すべき(握手の第1号?)そうです」

動画サイトへ今回の選挙の様子を投稿したところ、それを見たという県内のボランティアが駆けつけ、支援を申し出ました。
ビラ配りや動画の配信、ポスターの掲示を手伝う有権者もいます。

(支持者と握手)
「ありがとうございます」

選挙戦2度目の土曜日、吉田氏の姿は盛岡市の材木町よ市にありました。
期日前投票で吉田氏に投票した人が声をかけてきました。

(吉田博信氏)
「初めて人がこんなにたくさん歩いているところを見て大感激している。こういう所があるのをイメージして、ここでお話してビラ配り、意見交換するというのを考えていましたので、まさにきょうが初日かなという感じです」

想像以上の反応の良さに吉田氏も手応えを感じています。
また秋田市出身として、同じ東北の岩手で自分だからこそできることもあるとアピールします。

(吉田博信氏)
「国際リニアコライダー、あれは私大学と大学院で物理工学をやってましたので、あとは会社で中国、アメリカの会社と競争したり、あるいは一緒にプロジェクトもやったりして世界がどういうものか分かってますので、ぜひILCの誘致に私に1票お願いしたい」

吉田氏はきのう一時東京に戻りましたが、最終盤の18日から再び選挙区入りして支持を訴える予定です。

シリーズ「決戦の夏候補者を追う」。あすは立憲民主党の横沢高徳氏です。