1日は岩手県内各地のさまざまな企業で入社式が行われ、期待に胸をふくらませた多くの新社会人が新たな一歩を踏み出しました。

宮古市では三陸鉄道の本社で入社式が行われました。
新たに三陸鉄道に加わったのは、駅員を務めることになる佐々木恵麻さん18歳に、臨時社員から正社員に任用された3人を加えたあわせて4人です。

(新入社員 佐々木恵麻さん)
「震災や台風の被害にも負けずにいたその姿にあこがれを持ち選びました」
(新入社員 松田純子さん)
「三陸の事業者さんはすごく頑張っているのでその商品をもっと多くの人に伝えていきたいし三鉄のために頑張れると思うとすごく楽しみな部分も多い」

新入社員のうち、駅員を務める佐々木さんは、1日から3か月間の研修を受け、7月に駅の窓口でデビューする予定です。

一方こちらは、みちのくコカ・コーラボトリングの入社式です。
10人の新入社員はブランドロゴが入ったシャツやつなぎなどで式に臨みました。


これはブランドイメージに合った入社式にしようと2025年から取り入れられた新しいスタイルです。
式では谷村広和社長が「ブランドの一員としての意識を持って欲しい」と呼びかけました。

(新入社員 梅里萌水さん)
「すごく快適でこれを着てお仕事頑張りたいなと思いました。これから地元である岩手県とか、秋田、青森、北東北3県に貢献できるよう頑張りたいと思います」

二戸市に本社を置き、鶏肉の生産・販売などを行う十文字チキンカンパニーも1日が入社式です。


式では十文字保雄社長から一人一人に辞令が交付されると、代表の片伯部遼太さんが「貪欲に何事にも素直に取り組んでいきたい」と決意を述べました。
45人の新入社員のほとんどが県内出身者です。

(新入社員 尾崎嵩さん)
「地域と会社に貢献して、多くの人を幸せにできるような社会人になりたい」

地域の食を支える人材となる新入社員たちは、2日から行われる研修を経て、生産農家のサポートや工場での加工作業などの業務に当たるということです。