岩手県地域チーズ協議会の準備会では、これまでの意見交換の中で、岩手独自のチーズとして、共通レシピによる「酒かす」を使ったチーズをつくることを決めました。

(一ノ渡渉さん)
「岩手といったら南部杜氏が非常に有名ですので、そういったところと組むことによって、日本らしいというか岩手らしいチーズというところでは、ブランディングとしてもうまくいくのではないか」

準備会に参加していた畜産食品科学などが専門の日本獣医生命科学大学の佐藤薫教授は、酒かすチーズの可能性を次のように話します。

(日本獣医生命科学大学 佐藤薫 教授)
「酒かすは意外と身近じゃない食品かもしれませんが、けっこう栄養価もあって、こういうものをもっと使っていった方がいいなと思っていて、まだまだ研究されていないところもあるので、新しい知見も生まれるかもしれません」
準備会では、2025年夏にも合同で試作品を作ることにしています。
岩手オリジナルチーズの開発はまだ始まったばかりです。一体どんなチーズになるのでしょうか?夢が膨らみます。