京都の人気の味と伝統の工芸品が集まった物産展が10日、盛岡市で始まりました。
今回は6年ぶりに京都から芸妓と舞妓が訪れ、踊りも披露しました。
盛岡市のカワトクで始まった「京都老舗めぐり」には、生八つ橋や千枚漬など京都の人気の味や職人の技が光る工芸品合わせて65社が出店しています。

京都の食文化、ハモを使ったちらし寿司は湯引きと照り焼きの2つの調理法でハモを楽しめ、彩りよく仕上げられています。
工芸品は茶器や和紙製品などが展示販売されていて、このうち竹の加工から絵付けまですべて手作業の京扇子は、伝統工芸士による製作作業の一部を見ることができます。
また、今回は6年ぶりに京都から芸妓と舞妓が訪れ来場者を出迎えました。

芸妓の市笑さんは平泉町の出身で、中学生の時にカワトクの催事で舞妓を見て芸の道に進むことを決めました。
(市笑さん)
「舞妓に憧れたきっかけのカワトクにまた来ることが出来て、岩手のみなさんに舞を披露させていただくことをとてもうれしく思っています」
舞妓の秀亀さんも父親のふるさとが盛岡市で、これまで何度も訪れたことがあるといいます。
(秀亀さん)
「なかなか京都に来られない人にもおいしいものや伝統品を見て京都を感じてほしいです」

岩手にゆかりのある2人のしなやかな踊りは11日も披露されます。
京都老舗めぐりは9月16日までカワトクで開催されています。