「費用は1000円もいっていないと思います」と教えてくれたのは、積丹町の地域おこし協力隊員、津金卓さんです。

地域おこし協力隊の細川さん(左)と津金さん(右)



津金さんは、店で買った木彫りの熊の足に、ホームセンターで売っているキャスターを取り付けてみました。

津金さんは、「子どもさんが風船みたいなのを、膨らんでタイヤがついているのを引っ張っているのを見たことがあって。北海道なのでクマがタイヤついて動いたら面白いんじゃないかなと」と振り返ります。

この「はじめくん」を温泉のロビーに置くと…


「置物」が動くことに意表を突かれた、観光客や子どもたちの人気モノになりました。

地域おこし協力隊の細川菜々子さんは、「子どもが最初はちょっと怖がるんですけど、お母さんがこれを引っ張って、それを追いかけていくうちに自分で引っぱりだして、それがかわいいんですよね」と話します。

SNSで評判が広がり、温泉のアイドルになりつつある「動く木彫り熊」は、きょうもサケをくわえて、子どもたちとお散歩です。