通路にまであふれる資料…全国75%の博物館で「収蔵庫がひっ迫」
2015年に旧北海道開拓記念館などを統合して開設された北海道博物館。建物の建設から半世紀以上が経過し、現在は収蔵スペースが足りず、通路にまで資料を置かざるを得ない状況が続いています。

北海道博物館 三浦泰之 学芸部長:
「棚の手前にすのこを敷いて資料を傷めないよう最低限の工夫をしながら、なんとかスペースを確保しています。地域の大切な歴史・文化を未来に残すためには収集し続けなければなりませんが、モノが増えれば保管場所が足りなくなるというジレンマを抱えています」

この問題は北海道に限った話ではありません。法政大学の金山喜昭名誉教授らの調査によると、収蔵庫に入り切らない資料がある博物館は3割を超え、使用率9割以上を合わせると全体の約75%で収蔵庫がひっ迫していることが判明しました。

法政大学 金山喜昭 名誉教授:
「日本の博物館は設計段階で展示室を大きく取り、収蔵スペースを狭く作る傾向があります。本来は逆でなければなりません。収蔵庫が不足すると、貴重な資料があっても受け入れを断念せざるを得ず、調査研究にも支障をきたす『負のスパイラル』に陥ってしまいます」







