北海道知床沖の観光船沈没事故は、16日、5回目の公判が開かれ、観光船事務所で受け付けをしていた男性が、事故当日、乗客に対して「条件付き運航の案内をしていない」と証言しました。

乗客・乗員26人が死亡、または行方不明になっている知床沖の観光船沈没事故では、運航会社社長で安全統括管理者の桂田精一被告(62)が業務上過失致死の罪に問われています。

16日は観光船事務所で受け付けをしていた元従業員の男性が証人として出廷しました。

桂田被告はこれまで、事故当日は海が荒れたら引き返す条件付き運航だったと主張していますが、男性は事故当日、乗客に対して「通常通りの出航で受け付けをした」と証言しました。

一方、男性は「悪天候の時には船長の判断で出港後に引き返した場合もあり、料金を払い戻したことがある」とも証言しました。

証人尋問は17日も行われる予定です。