終わらない苦しみと無力感
――今、一番強く感じている感情は何でしょうか。
父親:無力感ですね。
加害者の二人にできることは限られていて、司法や警察に頼らざるを得ないのですが、思った通りにはいきません。
執行猶予だったり、所有者への罰金が20万円で済んだり。それ以降も彼らは変わりなく運転をして、普通の日常に戻ることができている。
自分たちはこれだけ苦しんでいるのに、彼らは普通の生活を送っているというのはすごく理不尽です。
それに対してできることが少なく、黙って耐えるしかないということに無力を感じます。
――改めて、若本容疑者に伝えたいことはありますか。
父親:彼らの言葉にはもう信用がないので、言葉よりも行動で示してほしいです。
「本当に反省しているのか」と問いただしたい気持ちはありますが、謝罪の言葉を並べられても意味がありません。
彼らが今、何を考えて生きているのか。事故のことはもう終わったことだと思っているのか。自分の中でどう処理しているのか、それを知りたいというのが正直な気持ちです。
――最後に、車を運転するドライバーに向けてメッセージをお願いします。
父親:自分も運転するので例外ではありませんが、常に人に危害を与えてしまうリスクがあることを認識してほしいです。
「安全第一」という言葉は短いですが、常にリスクに対して一番正しいと思う行動をとっていかなければいけない。そういう社会になればいいと願っています。







