2025年もあと2週間。年末年始は最大9連休で楽しみなイベントも多いですが、「物価高」の波は正月に欠かせない食材にも押し寄せています。

店頭に並び始めた、年の瀬や正月に向けた食材。
田中未来記者
「物価高の波は、お正月に欠かせないこちらの商品にも押し寄せています」

札幌市内のこちらのスーパーでは、切り餅の販売価格が、2024年までは1キロ約600円でしたが、2025年は、800円ほどに値上げせざるを得ないそうです。
その理由は…

キテネ食品館月寒店 中塚誠 社長
「(コメ増産の政策により)水田のをもち米から、うるち米に変更した。もち米の生産量が激減した。『やっばり正月は餅だよね』と言っていたものが高級食材になりかねない」
「令和のコメ騒動」は「餅」にも。鏡餅も2024年に比べ、5パーセントから15パーセントほど値上げです。

客
「(餅は)異常に、今までより2倍くらい高いと思っていた」

数の子などの海産物は製造にかかる人件費などが上昇、鶏むね肉も仕入れ値が上がっています。

キテネ食品館月寒店 中塚誠 社長
「伊達巻や板かまぼこ・なると巻は、去年より5%くらい値上げ」

客
「(正月食品は)食べたいものだけ選んでちょっと手が出ないものは、選んで買おうと思う」
さまざまな食材に押し寄せる物価高の波。
一方、比較的「お得」といえるのが年越しの「そば」です。

キテネ食品館月寒店 中塚誠 社長
「麺類は去年、値上げしたので、そのままの状態を保てていて去年の価格と同じになっていると思う」
年末年始の食卓に大きく影響しそうな「物価高」。どう過ごしていくのか、心配は続きます。







