《「モスクに連れていかれた」投稿 実際は…》

「モスクに連れていかれた」という男性ユーチューバーの投稿について、実際にモスクを訪ね、取材しました。
パキスタン出身の男性
「(投稿者が)『イスラムに興味ある』『中を見てもいいですか』みたいなこと言われて『いいですよ』と言って案内してあげた」
なぜ、「連れていかれた」と投稿したのでしょうか。
男性ユーチューバー
「とにかく怖かったから、いろいろ理由をつけて、『モスクが気になったとかイスラム教が気になってた』と言ったかもしれない」

恐怖心から「違法建築について取材する」という本来の目的を言えずにモスクに入ったといいますが…。
男性ユーチューバー
「(自分より)前に来たユーチューバーが、ひどいやり方でネットに上げたから、パキスタン人は(ユーチューバーを)もう信用しないとなっていて、パキスタン人の警戒心が強まっていた。『こういう目的で来ました』『こういう撮影させてください』と話をしたかったが、それすらもできない」
「良くない部分も私にもあるんですけれど、ただ感情的にもなっていたので、伝え方も良くなくなりますよね」
誤った正義感や根拠のない不安感が生んだ、外国人への攻撃。切り取られ、ゆがめられた情報は、地域社会での共生に深い影を落としています。










