15日、記録的な大雪が降った北海道東部では、16日も停電や交通機関の運休など生活への影響が続いています。

熊谷七海記者
「こちら、歩道なんですけど、皆さん道を探しながら歩いている様子です」
15日、最大で53センチの積雪を観測した北海道北見市では、16日も市民が朝から雪かきに追われました。

小学生
「結構大変で疲れた」

住民
「学校が休みで高校生たちがみんなで手伝ってくれた。私1人だと大変」

北見市では道路の除雪が追いつかず、16日も市内のすべての学校が休校しました。
また、ほとんどの地域でごみの収集が中止になったほか、市内を走る路線バスも全線で運休しています。
暴風雪で電柱の倒壊や断線が相次ぎ、現在もオホーツク海側を中心に約2200戸で停電が続いています。

網走市内のこの小学校は電気が届かず、授業が難しくなったため休校となりました。

網走市立白鳥台小学校 大垣正紀 校長
「(停電して)丸2日になる。大変厳しい。子どもたちに対する安全の確保ができない。」
JRは、根室線の音別と白糠の間で線路の路盤が流出し、特急「おおぞら」が全区間で運休しています。

原因についてJR北海道は、強い波で護岸壁が壊れ、波が路盤を削り取ったとみています。
現場に重機を入れるのが難しく、運転再開のめどは立っていないとしました。

JR北海道 鉄道事業本部 渡辺一也工務部長
「乗客が多い年末年始までには復旧できないか検討する」
JRは17日から、帯広市と釧路市の間でバスによる代行輸送を行うことにしています。







