《列車とクマの衝突 過去最多に》

北海道の鉄道路線において、シカやクマとの衝突事故が依然として大きな課題となっています。

JR北海道は12月16日、2025年度(11月30日時点)のクマとシカの衝突件数を発表しました。

クマとの衝突件数は57件に達し、これまでで最も多かった2023年度の52件をすでに上回っています。

一方、シカの衝突件数は2025年度(11月30日時点)で2,129件と、前年同時期と比較して約300件増加しています。

《大きい個体は”クマキャッチャー”で処理》

シカやクマとの衝突が発生すると、動物の処理に時間を要し、列車の遅れや運休などの輸送障害が発生します。特にクマが出没した区間では、安全確保のためハンターの手配や専用機材の準備が必要となり、運転再開までに時間がかかることがあります。

JR北海道が保有する”クマキャッチャー”

JR北海道は、大きい個体については”クマキャッチャー”と呼ばれる重機を使って処理しているということです。