札幌市南区の住宅で13日、77歳の女性と52歳の娘の親子2人が死亡しているのが見つかった事件で、警察は女性の53歳の息子を死体遺棄の疑いで逮捕しました。
逮捕された札幌市南区川沿5丁目の会社員、西東英紀容疑者(53)は、11日ごろ、自宅で同居する母親のよしえさん(77)と妹の美雪(みゆき)さん(52)の遺体を放置し、遺棄した疑いがもたれています。
司法解剖の結果、よしえさんの死因は出血性ショック、美雪さんは首を圧迫されたことによる窒息で死亡したことがわかりました。
2人が発見された時、西東容疑者は家の中で、けがをした状態で見つかり、警察は2人の死亡について何らかの事情を知っているとみて、けがの回復を待って事情を聴いていました。
その後、死体遺棄の容疑が固まったとして15日、西東容疑者を逮捕しました。
取り調べに対し、西東容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察によりますと、西東容疑者は母親のよしえさんと妹の美幸さんの3人暮らしで、2人の殺害についてもほのめかしているということで、警察は殺人の可能性も視野に事件のいきさつを調べています。







