ウニの生産量が減少している北海道後志の積丹町で海の豊かさを取り戻すための取り組みが行われました。

積丹沖の海に投げ込まれたのは、ウニの殻で作られた肥料ブロックです。積丹町では近年、温暖化などの影響で餌となる海藻が減少しウニの生産量が減り続けています。

本来は捨てられるウニの殻からの栄養で海藻を育て、その海藻をウニが食べることで海の資源を循環させることが狙いです。

つぎきの森／櫻井珠真呂代表
「海の栄養が少なくなっている話もあって、もともと捨てていたものが来年の世代のウニにつながっていく。とって終わりじゃなくて循環させていく」

これまでの研究で、海藻がおよそ4倍に育つことが確認されていて、今後はさらに量産化を目指していく考えです。