《ドカ雪を教訓に対策する場所も》

十勝川温泉の冬のイベント「彩凛華(さいりんか)」は、2月のドカ雪では、メインオブジェの「光のトンネル」が壊れ、催しは一時 中止されました。

音更町十勝川温泉観光協会・窪浩政事務局長
「網を張ったことで、そこに雪が積もってしまった。網を張らないで光トンネルを作ろうと」

LEDの光をやわらかくする演出のために掛けていた網を 取り外すことにしました。

音更町 十勝川温泉観光協会・窪浩政事務局長
「適度な雪の量があって、初めて北海道らしい風景が見られる。(程度が)過ぎると何でも大変だと思う」

《交通機関も対策を進める》

「ドカ雪」の影響で 特急が数日にわたり運休したJR北海道は…

JR北海道・綿貫泰之社長(11月19日)
「あらかじめ、『特急とかち』編成を雪害のリスクのより低い釧路地区の車両基地のほうに回送させる」

帯広の車両基地に止めていた、特急列車の除雪に時間がかかった教訓をふまえた対策です。

JR北海道は、冬に高波の影響を受けやすい 小樽のJR函館線でも、波が線路に入らないよう対策を進めています。

帯広市の大雪対応

帯広市は、大雪が予想される場合の対応を決めました。

2月の「ドカ雪」では、道路の除排雪が追いつかず、交通障害が起きました。

▼新雪の除雪
国道や道道と接続する幹線道路を優先
▼排雪
学校周辺の歩道や路線バスの運行経路を優先

と、今まで明確ではなかった除排雪の優先順位を決めています。