《温かい海水流が蛇行 「暖水の渦」とは》
太平洋沖を流れる、暖流の黒潮から枝分かれした暖かい海水流は、通常、千葉県沖近くで東に遠ざかります。

ところが近年、この海水流が北に向かって大きく蛇行し、東北から北海道の沖合いで「暖水の渦」を作っているというのです。
なぜ蛇行するのか。原因は分かっていませんが、平田准教授らの研究チームは、この「暖水の渦」が、今も十勝沖にとどまっていることを突き止めました。

立正大学データサイエンス学部・平田英隆准教授
「直近を見てみると、若干、南にずれている状況で、今は襟裳岬ですかね。襟裳岬の南東の海上に渦が存在している形になる」
現在の十勝沖の海水温は、平年と比べて プラス3℃ほどと、高い海水温を保ったままです。

平田准教授は、海水温の上昇は北海道の日本海側でも見られ、「ドカ雪」の可能性は、十勝に限ったことではないと指摘します。
立正大学データサイエンス学部・平田英隆准教授
「 今までなかったようなことが起きる可能性が十分あるんですね。場合によっては(ほかの地域で)大雪が発生する可能性は十分にある」










