「鯨の王様」と呼ばれるナガスクジラの生肉が札幌の市場で取り引きされ、最高値で1キロ15万円余りで落札されました。

28日朝、取り引きされたのは11月20日と23日に根室沖で捕れたナガスクジラ2頭の生肉およそ1.4トンです。


去年、商業捕鯨としておよそ半世紀ぶりに北海道内の港に水揚げされたナガスクジラですが、今年も捕鯨母船の「関鯨丸」が水揚げし、札幌の市場に届けました。

共同船舶 所英樹社長
「めったに出あうことができない、とても美味しそうな鯨、こんなにいい肉はなかなかないぞと報告が来るくらい」

28日の取り引きでは尾びれの付け根付近の高級部位である「尾の身」が、最高値で1キロ15万34円で落札されました。

吉本水産 東城哲也さん
「色も鮮やかでサシの入り方も綺麗ですので、これからもっと広まって皆さんに食べていただければ嬉しい」

熊谷七海記者
「いただきます。臭みがなくてうま味だけがぎゅっと詰まっています」

ナガスクジラの生肉は、おもに札幌市内のスーパーや飲食店で並びます。







