8連勝の裏に潜むマイナス思考
「常に負けるんじゃないかっていう不安のことでした」
連勝街道を走る最中でさえ、一山本関の心中にあったのは勝利への確信ではなく、敗北への不安でした。11日目、12日目と勝ち星を重ねる中で、「僕は常に負けるんじゃないかっていう心配がありました」と打ち明けました。
基本的にはマイナス思考だという一山本関。「黒星って足が早い」という持論を持ち、白星先行していても追いつかれるのではないかという思いが常にあるといいます。それでも、「土俵に上がってしまえば、関係なく相撲が取れていた」と九州場所を振り返ります。







