漁獲枠の超過で休漁が続いていた北海道内のスルメイカ漁が、10日にも再開する見通しとなったことが、関係者への取材でわかりました。
上限は約400トンで、知事の権限に基づいて特例的に認める方向で調整しています。

小型船によるスルメイカ漁は、10月下旬までに全国で5896トンの水揚げがあり、漁獲枠の4900トンを上回ったため、漁が停止しています。

水産庁が漁獲枠の追加配分を決めたものの、すでに水揚げした量に足りず、休漁が続いています。

関係者によりますと、北海道はこうした状況を受け、知事の権限を活用して道内の沖合に限り、約400トンを上限に漁の再開を認める方向で最終調整しているということです。

漁は、週明けの11月10日にも再開する見通しです。