2024年12月、北海道の網走刑務所に服役している50代の受刑者の男が、男性刑務官に対して消火器を噴射し、消火剤を浴びせて職務を妨害したとして4日、釧路地検に書類送検されました。
公務執行妨害の疑いで書類送検されたのは、網走刑務所に服役している50代の受刑者の男です。
男は、2024年12月12日午前8時すぎ、刑務作業中に男性刑務官に対し消火器を噴射し、全身に消火剤を浴びせ、男性刑務官の職務執行を妨害した疑いが持たれています。
網走刑務所によりますと当時、男は担当していた男性刑務官から生活上の指導されると、反発して消火器を噴射したということです。
当時、工場内には複数の刑務官が指導に当たっていて、男が消火器を手にした際、刑務官が非常ベルを鳴らしたため、ほかの刑務官が集まり男を取り押さえたということです。
噴射された男性刑務官にけがはありません。
網走刑務所によりますと、受刑者の男は容疑を認めているということです。
この受刑者は、以前にも生活上の指導を何度も受けていて「態度は不良」と評価されていたということです。
網走刑務所は、男性刑務官の指導について「適切だった」としたうえで、中村寛之所長は「当所施設内において、今回のような事件が発生したことは遺憾です。引き続き所内の規律、および秩序の維持を図りながら施設内における犯罪行為には厳正に対処し、適正な施設運営に努めます」とコメントしています。







