◇前日も「緊急銃猟」決定したが実施せず…難しい市街地での発砲
しかし、課題も見えてきました。

この公園では、駆除前日23日にも同じ個体とみられるクマ2頭が目撃されていました。
札幌市は「緊急銃猟」を決定しましたが、その後、クマの姿が見えなくなったため実施には至りませんでした。

北海道猟友会札幌支部理事・ヒグマ防除隊 玉木康雄隊長
「(23日は)最大射程20~30メートル程度、これであれば非常に難易度も低く安全な地形が取れた。(24日は)射程はおそらく60メートルまでいっていたので、非常に難しいミッションだった」

やむを得ない「市街地での発砲」には、住民の協力が欠かせないといいます。
北海道猟友会札幌支部理事・ヒグマ防除隊 玉木康雄隊長
「緊急銃猟も他のやり方も同じだが、トリガーを引くのは私たち。より安全な形で(クマを)捕獲することが皆さんの望みだとすれば、皆さんと一緒に『緊急銃猟』をしていかないといけない」
札幌市の秋元市長も、今後の課題について見解を示しました。

札幌市 秋元克広市長
「どのようなエリアで(クマを)確保するのか、周知方法、周知の時間については、引き続き関係者の皆さんと共有して、スムーズな対応をしていく必要がある」










