今年9月、北海道苫小牧市で、知人の50代男性2人を車ではねて殺害しようとした疑いで、指定暴力団の幹部ら男5人が逮捕されました。
逮捕されたのは千歳市に住む指定暴力団・稲川会系小林組の幹部、布施誠容疑者54歳と群馬県前橋市の無職、木村誠容疑者29歳、群馬県前橋市の会社員、中林恵一容疑者57歳、苫小牧市の無職、沼田和樹容疑者35歳、苫小牧市の無職、伊藤征也容疑者35歳の5人です。
布施容疑者ら5人は、9月19日午後11時ごろ、苫小牧市内にある住宅の敷地で、知人の50代男性2人を車ではねて、殺害しようとした疑いが持たれています。
被害に遭った男性2人は、胸やひざなどの骨を折る全治3か月の重傷です。
警察によりますと、事件前、被害に遭った男性2人は、布施容疑者が所属する小林組の幹部と電話中をしていて、何らかの理由で電話を切ると、幹部が立腹。この幹部から指示を受けた5人が現場に向かい、犯行に及んだということです。
被害に遭った男性2人の知人が警察に通報し、警察が現場に到着した時には、5人は逃走していました。
警察は、2人から話を聴くなど、裏付け捜査を進め、容疑が固まったとして26日までに5人を逮捕しました。
5人が容疑を認めているかどうか警察は明らかにしていません。
警察は、当時の状況を調べるとともに、布施容疑者らに指示を出した幹部の行方を追っています。







