札幌市清田区への地下鉄延伸を求める住民有志のグループが、秋元市長に要望書を提出しました。
要望書を提出したのは地下鉄東豊線の延伸を求める清田区の住民グループで、活動は今年で44年目になります。

清田区は市内で唯一JRや地下鉄の駅がないため、東豊線を区役所付近まで延伸するほか、公共交通の拠点となるバスターミナルの設置など、5項目を求めました。

ただ、札幌市は「近年、清田区では人口が減少していて、採算性を勘案した検討が必要」などと慎重な姿勢です。

札幌市 秋元克広市長
「皆さんの足という意味では重要な要素であり、採算性だけで語れるものではないと認識もしているが、一方で将来に渡って赤字がずっと膨らんでいく計画はできない」

住民グループは東豊線の延伸について「公共交通の役割などを総合的に判断してほしい」と訴えています。







